2019.06.04
「星新一 ショートショートの夜」
〜ヨミガタリストまっつ ついに挑む〜
@ものがたり広がる書店ラボラトリー・ハコ
|| これは、2019年の報告です。
|| 誤解なきようお願いいたします。m(_ _)m
|| 書籍に付けているリンクは、Amazon等の書籍データです。
この年でしたね、これも新たな挑戦。
星新一作品に挑み出したのでした。
場所はラボラトリー・ハコ。
今は「ものがたり広がる書店 ラボラトリー・ハコ」
に進化してるけど、
ブックカフェというより「書店」、
それも「ラボラトリー」=研究室というだけあって
かなり独特な品揃え。
とにかく「事典」の類いが多い。
閲覧してるだけで飽きがこなさそう。
まっつなかなかゆっくりお訪ねする機会がないのだけど、
ああ、いろんな事典のページを読み語りまくってやりたいっ。
って、初めて行ったときから思ってるもの。
そんなお店の店主から
「星新一やりませんか」と声かけもらったのは
この年、3月あたりだったのかな。
あらそもそもいつ知り合ったのだっけ。
あ、これだ。
日々ブログ・18年04月18日
そういう経緯って、しっかりどこかに書かないから
後からどうしても曖昧になるなあ。
(前回報告の俊カフェ賢治は、
めずらしくしっかり記載があった)
まあでもおそらくそんな感じで、
店主真奈美さんが「許諾とります」ってことで
許諾いただいたので、星新一公式サイトの
ニュースにも載りました。
トップから「過去のニュース」⇨2019年
に入ると「2019.05.26」付けのとこに記載があります。
真奈美さん、自分推しの作品だけじゃあもったいないと、
そうでした、リクエスト投票も事前にしてもらったんだ。
そしてそれらも参考に、主催者裁量で
プログラムは決まったんじゃなかったかな。
まずは「おーい でてこーい」(『ボッコちゃん
』)
続いて「ピーターパンの島」(『悪魔のいる天国
』)
「ボッコちゃん」(『ボッコちゃん』)
そして最後に決まった「刑事と称する男」(『マイ国家
』)。
その昔、たぶん高校生の頃かな、
星新一ショートショートにハマってたことがあった。
けっこう読破したはずで、
『ボッコちゃん』の上記2編は中でも代表作だけあって、
概要は覚えてた。
けど後の2作品は、まったく覚えがなかったんだよね。
そして事前にたぶんページ数で予測した所要時間は
「おーい でてこーい(7分)」「ピーターパンの島(15分)」
「ボッコちゃん(8分)」「刑事と称する男(12分)」。
それが結果
おーい でてこーい(11分半)」「ピーターパンの島(32分半)」
「ボッコちゃん(8分半)」「刑事と称する男(13分半)」。
思ったより時間かかることがわかったので
順番は当初から入れ替えてもらったりもしたはず。
とりわけ一度も読んだ覚えのなかった
「ピーターパンの島」の差はでかかった。
そもそもこんだけ長かったら
「ショートショート」じゃないじゃん。
とツッコミたくもあったけど、
それはそれでおもしろい作品なんだからしょうがない(笑)。
ってことで当日に向かうのでありました。
(なんか推定気味のところも入って多少、
創作的になってるかも(爆))
このときのしっかり準備に入るまで、実は星新一って
「読み語りしにくい」と思ったりもしてた。
過去に何度かリクエストで読んだことはあるけど、
なんていうか、ト書きとセリフという
脚本的な書かれ方をしてる気がするものが多くて、
そのまま読んでも淡白にスルッと終わってしまう気がして…。
で、このときの準備では、
そのへんの攻略をかなり考えたような気がする。
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ここからようやく当日のお話。
始める前にいただいたスープが

優しかったのなんのってんで載せておく。
公演スタート時の写真を、
高橋克己さんに撮ってもらってました。

★「おーい でてこーい」
今回の各作品には事前に思い入れとか公開してなかったけど、
この作品は、若い頃に読んだことを覚えてた。
というか、超有名だもんね。
読み的には、時間経過を文字数よりも
かなり多めに使ったりしてたはず。
それによって、結末後の時間展開も想像してもらえるように。
★「ピーターパンの島」
これは記憶になかった作品。
それでも読んだことはあるんだろうなあ。
「楽しさ」とともに進めてみたから、
いわゆる冒険譚としての展開に
沿った読みになっていきました。
そのせいもあって、思った以上に
長くなったというとこもあったかも。
けど、その展開のダイナミズム、
優しくも突き放しているかのような地の文は、
童話由来にもかかわらず、大人スタンスの作品になって、
自分で今(2022年)聞いても
なかなかいい感じに立ち上がっていたと思う。
ああ、公開できないのが残念だわ(^^;
おっと作品のことばっかになりそうだけど、
ここで当日は、まなみさんトーク。
曰く「星新一のこわさ」そして「星新一のプロフィール紹介」。
そうしておいて、休憩にしたんだった。
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休憩中には「おーい でてこい」についての思い出とか、
そんなことを語るお客様もいらっしゃいましたね。
事前に学生たちに「星新一知ってるか」聞いたら
「知らない」人が大半だったんだけど、
その中にも「大好き」って言ってくれた学生たちが
この日に来てくれてて、
彼らが話してくれたんじゃなかったかな。
そんな世代を超えた存在感を再認識しつつ、後半は…
★「ボッコちゃん」。
代表作のひとつだよね。
読み語りとしては、まあとにかく
「ボッコちゃん」の声に気を使いました。
作品が生まれた当時と、
合成音声の進化した今の時代では
ロボットでイメージする声って
だいぶ違うだろうなと思いつつ。
そして最後は
★「刑事と称する男」。
これは事前チェックと所要時間あまり変わらなかった。
二転三転する展開は、まったくSFではないんだけど、
うん、確かに星新一の世界。
記憶にはない作品だった。
というわけで、多彩な星作品を楽しんでいただき、
なかなか好評でした。お客様写真いただきましたっ。

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そしてなんか、この日のうちに次が決まったらしい。
作品等は未定だけど、
「納涼!星新一」的な感じで8月にでもって。
はやっ!
それについては、また後日。
改めてありがとうございました。