2024.09.16 モンクールライブ@釧路市
2024.09.16
読み語りライブ
@詩とパンと珈琲 mon coeur
|| これは、2024年の報告です。
|| 誤解なきようお願いいたします。m(_ _)m
|| 作品・書籍に付けているリンクは、
|| 青空文庫のテキスト・Amazonほかのデータです。
おっとー、まっつ、初の釧路モンクール登場!!
釧路でも、ああ懐かしいこの看板。右は札幌時代
札幌時代のモンクールライブ最後は
2019.11.24だったんでしたね、
それからすでに5年近く経ってたんだなああ(感無量)
一度は行かなきゃとは思ってたのよ。
なかなかいいタイミングが持てなくて、
で、この前日に「走れメロス」をやることになって
『せっかく仕込むなら、一回だけじゃもったいないわい』
なんて思って、えいやっ!
って8月下旬にいきなり決めたのでありました。
高速バスで到着して、その当日にライブして
翌日には帰札、という
ゆっくりできないスケジュールにしたのだけど
それでもなんだか濃くずっと、
お付き合いしてくださる人たちがいて
とてもいい時間を過ごせたのでした。
みなさま、ありがとうございましたあ。
以上
あれ?これじゃあライブ記録じゃないぞ(爆)。
てなわけで、もといっ。
//
告知のときに書いたように
「まっつ、久々のモンクールライブ」。
19時スタートとしてたのですけど、
17時過ぎに現着したら、ほかにやることないので
定刻前からリクエストライブ始めちゃったさ。
少人数ではあるけれど、皆さん果敢にリクエストくれた。
まずは「屋根の上のソフィー」第一節を訳者Sさんから。
このライブの時点では、まだ出版前。
そんな段階の最終推敲版?で
読ませていただくという、
なんとも光栄至極なリクエストでした。
続いて近々旗揚げ公演という「4番目ニイル」Yさんから
作品あらすじのリクエスト。
(公演サイトにあらすじ載ってます)
どっかで使ってくれたのかな。
、
店主ヒロさんからは、
なにはともあれ
まずは城さんの作品から。
詩集『夜の森』城理美子より
「月夜」でしたねー。
ヒロさん「詩の朗読会に
なった気がしたあ♪」。
空気できたとこで、ちょっとリクエスト途絶えたので
騙り読みご案内。ヒロさん以外は知らないしね。
たまたまあった「お買い上げ票」を取り上げ
Yさんから読み方リクエストいただく。
「空を飛んでいる人」
その隙に(笑)決めたのね、
ヒロさんから釧路の詩人
田村龍聖さんの詩集
『桂恋哀歌』より表題作。
ヒロさんの「後半、若干龍聖さん入ってた」
とのコメントが面映い。
さらにSさんから、今度は既刊
『地図と星座の少女』より
第二部「見捨てられた領地」の中程。
お父さんの語り部分抜粋。
Sさん「男性の声で聞きたかったの」。
お役に立てて光栄ナリぃ(笑。
続いてヒロさんから尾形亀之助『障子のある家』より
「後記・泉ちやんと猟坊へ」。
これ、あるきみ屋さん復刻版で読んだのでした。
主宰のMさんもヒロさん同様亀之助ファンだそう。
ネットでは亀之助の他の詩集の
あるきみ屋復刻版のデータは見つかったのだけど、
『障子のある家』だけ見つからなかった。
奥付け改めて見たら、このライブの
10日ほど前に出たばっかりのほやほやでしたのね。
こういう復刻仕事をコツコツなさってる方も
いらっしゃるんだと改めて感銘。
(話それるけど、現在は「ドグラ・マグラ」復刻中とのこと)
いやいや、なんだかんだで
「自分で前座」タイムだったけど、
正味30分ちょっと読んでたんだわ。
終わって18時半になったので休憩。
その時間に、モンクール見学させていただく。
製造スペースも札幌時代よりかなり広いですよねぇ♪。
//
なんて感心してたけど…さてほぼ定刻で本番スタート。
まずはきっかけ作品「走れメロス」。
前報告からもリンクつけておいた
日々レビュー作品雑感(8)に書いたとおり、
はい。よろけて転んでしまいました🙏。
このメロス45分程度だけど、
そこでもう休憩いただきました。
けど、なんかメロスにまつわる
あれやこれやな談話も飛び交い、
こういうほぐれた時間が、うまく説明できないけど
ああ、モンクールだなあって
しみじみ感じちゃいました。
さてメイン後に再びのリクエストタイム。
尽きているかと思いきや、
あるきみ屋Mさんからは『夢十夜』から「第十夜」。
もちろんあるきみ屋版ですわ。
続いてヒロさんから、萩原朔太郎「死なない蛸」
(リンクは青空文庫の「宿命」につないでます。
前から4分の1あたりに掲載)
このときは、ちくま文庫『超短編アンソロジー』
で読んでたんでした。
このへんで尽きたかなというころだけど、
ヒロさんから再び亀之助。
たしかこれも、あるきみ屋復刻版『美しい街』
その中から「一日」と「彼は待っている」の2作品。
(両作品とも、青空文庫では「色ガラスの街」にて読めます)
そうして締めは、やっぱり「琥珀色」でした。
(「やっぱり」の理由は、
過去のモンクール報告読めばわかります)
皆さん、最後までありがとうございましたあ。
//
で、終わらないのがモンクール。
アフターライブタイムは
こんなに盛りだくさんのテーブルを囲み、
差し入れもあれこれあって、たっぷり満喫しつつも
きましたきました呑み語りリクエスト。
やっぱりヒロさんから
『伊藤比呂美詩集』より
「オオアレチノギクをかかえる」後半。
いやー、すごいわ。ほんとに。
アルコール摂取してなかったら
最後まで読めてなかったかも。
いや、モンクールの空気だから読めたのか(愕
//
なんだろう、6ヶ月ちょい過ぎた今(2025年4月)、
こうして思い返してみたら、聴いてもらうライブ
というより、一緒に空気を味わう時間を過ごしたんだ
という感触が改めて強く残っている。
そしてそれは札幌時代のときの感触と同じ。
ああ、それもまたモンクールマジックだなあ。
また行きます。
って簡単に言えるけど、
実際行きたいので、行く。
生きてるうちに。生きたいから。
いつとは言えないけれども。
またねーーー。