2012.10.02-07 映画ロケ@道内
2012.10.02-07
ワーナー・ブラザース
李 相日監督作品
「許されざる者」ロケ
@道内某所
|| これは、2012年の報告です。
|| 誤解なきようお願いいたします。m(_ _)m
|| 作品に付けているリンクは、青空文庫またはAmazonのデータです。
さてこの年、この時期には
映画のロケに行ってましたねえ。
それもメジャーな映画。
全国ロードショーされた
「許されざる者」。
(参照:映画公式サイト)
日々ブログでも
公開時にちょこっと紹介したよ。
そんなわけで内容とかは上記をご参照ください(笑)。
さて、お話はまだ江戸期をひきずる明治初頭
ってことで、かつらも使ったけど、
ある程度は自毛でってことで
ロケまでに
髪とヒゲを
伸ばして
臨んだので
あります。
で、現地入りしてから
さっそくこのように
前髪だけガッツリ
切られました。
なんか変な感じ。
でも後ろ側だけカツラしたんですよ。
それで全体に自然に当時の人になったのでした。
あ、その後ろカツラの写真、撮ってなかったあ。
現場は上川地方の
ただっぴろいノッパラに
しっかり「建設」された
こんな大規模な
オープンセット。
しつらえだけでなく
皿やらかまどやらとっくりやら
小物たちもそうとうしっかり
当時を再現してましたよねえ。
映像っていうと
なんかテレビセットのように
表面側だけ見た目ができればいいように思うけど
こういうメジャー映画では
どっから見てもホンモノになるように
作っちゃうんですねえ。すごい。
さて最後に記念写真。原子千穂子さんと
飯屋の夫婦役だったのですが
二人で
東京の
役者さんと
監督さんを
挟んでます。
こちらも記念写真です。左の方は
衣装道具関係
スタッフさんたち。
右側は
メイク関係
スタッフさん。
気づきましたか?スタッフさんたちとの写真では
もうすっかり、まっつ短髪になってます。
出番終了後に、カットしてくれたのです(笑)。
まっつ、撮影ではセリフがあって
國村隼さんと面と向かう時間がけっこうあり
撮影待ちの間にいろいろお話ししたり
それから絡みはなかったけど
同じシーン出演の
滝藤賢一さんとは
休憩時間などにあれこれお話ししたりしたねえ。
でも佐藤浩市さんとは
ほとんどお話できんかったなあ。
それと出演シーンではなかったのに
ロケ中の一日に来てた
渡辺謙さんとも
大勢でのご挨拶くらいしかできず。
ところで、撮影ではあった
まっつのセリフ部分は、
残念ながら本編ではカットアウト。
國村さんと寄りで撮ったカット自体が
ほぼはずれてたから、なんか結果、
その他のお客役のエキストラさんたちと
あんまり変わらない出方になってたなあ。
でも50代のローカル俳優にとっても、
非常によい経験となったのでした。
10月の上川は、寒かった・・・。
映画公開は2013年9月13日。
日々ブログでの紹介に書いたように、
日本映画には珍しいハードな作り。
北海道が大陸的な感じにすごくなってて
アメリカ開拓時代との類比性を直感される。
でもって戦いが泥臭い。
我々、剣劇とか、洗練されたものを見慣れてるけど
剣と銃の戦いが非常に泥臭い。
のちうちまわるような戦い方に
士族へのレクイエムを感じさせると同時に
人と人の殺し合いは
かくも美しくないのだ
とにかく「イタイのだ」という
ある意味での美学に貫かれてた。と思う。
いくら集団的自衛権と言っても
武器を用意して供給して運ぶ以上、
それが使われることから
目をそむけることはできないはずだ。
もはや、こんな白兵戦のような戦いは
ないのかもしれないけど
それでも、傷つく側に募る怒りとか恨みとか
そういうものも含めて
共有・共感していかないと
世界には、断絶と国防費の増強競争と
そして武器屋の高笑いしか
残らなくなってっちゃうんじゃないか。
日本が戦争を止めたはずの日に。合掌