2024.11.17 朗読劇「波濤」出演@小樽市
2024.11.17
【室蘭VOX『波濤』朗読公演】
「波濤 〜北の海運王・栗林五朔と栗林商会の物語」
脚本:(Wiki)柳井祥緒
@市立小樽美術館 2階 企画展示室
(〒047-8660 小樽市花園2丁目12番)
|| これは、2024年の報告です。
|| 誤解なきようお願いいたします。m(_ _)m
さて久しぶりに小樽での公演。
内容はすっかり室蘭のお話なんですが、
なぜ小樽で上演の運びになったかというと
「炭鉄港」をテーマにした三人展
「特別展Ⅲ 絵画で見る炭鉄港 三人展
伊藤光悦・輪島進一・羽山雅愉」
の関連事業として
実施の運びとなったから。
こんなふうに、お三方の絵画作品の只中で
お客様にご覧いただくという次第。
まっつとしては「父と暮せば」から間もなかったけど、それらとはやり方がかなり違い、登場人物も多くナレーションも入るスタイルで、最初のうちはけっこう戸惑ってた気がする。
「父と暮せば」も「星の店」も、どちらかというと演劇志向で移動もしちゃう演出だったのに対し、この作品では、移動は避けて、「登場者は立つ」のが基本の、まあ朗読劇としてはオーソドックスな演出ってことになるのだろうけど、自分にはむしろ初めてだったわけです。
(参考:まっつ告知)
でも、そうすると逆に浮かび上がってくるのが、対象目線をどこに向けるか。
やっぱりただ声のやりとりだけじゃないものとして、構成されていったのでありました。
まっつが拝命した役は、主人公・(Wiki)栗林五朔(高山和也)の右腕であった中沢宗治郎。まあまあ引き立て役らしい働きはできたと思う。
描かれるのは、五朔と中沢が共に北海道に移住した時期の
1892(明治25)年から五朔が亡くなる1927(昭和2)年まで。
五朔夫人の栗林加寿子(堀きよ美)と中沢が、五朔の葬儀を目前にして、彼について回想するという展開でした。
そんなわけで、1927(昭和2)年を軸として、編年的に回想シーンが積み重ねられていくのでした。
この作品、キャストがその人物として語るところも多く、前述のようにナレーションも入ってくるので、最初に台本見たときは「混乱しそう」なんて思ってたんですが、結果、ぜんぜんそんなことはなく、リアルな回想としてのキャスト語りと、時の隔たりを示して進めるナレーション語りとがうまいことからみあってたと思ったなあ。
キャストはナレーション含めてトータル11名。加えて、生ギターが雰囲気を生み出してくれたのでした。
実はほぼずっと、札幌と室蘭で別々に練習していました。きよ美さんが、双方を行ったり来たりしながら。(いやほんとお疲れさまでした)
で、合同で稽古したのは確か本番2週間前のただ1回。。
合同練習日は衣装合わせから
でもってこうして振り返ったら、そうそうこんな苦労もあったのを思い出した。
時間と状況によって、上着1枚の脱ぎ着あり。練習段階ではついついそのタイミング忘れたりしてたのを、本番直前にやっとうまく掴めてなんとかなったっていう記憶がありました。
けっこう長丁場(確か休憩なしでほぼ2時間)だったので、お客さん飽きやしないかとちょっと心配だったんですが、そんなこともなかったようで、とてもよい拍手をいただきました。
終演直後の一同(数名はずれててごめんなさい)
1回公演じゃ、もったいないなあ。なんてことも思ってたな。
皆さんとの2-3ショット(一部)や、集合写真も載せておこう、
ついでにこちらもご覧ください。
なんでしょう。
はい。手作り製本してった台本の途中経過でしたあ。まっつも、苦労しながらちゃんと自分で作ったのよ♪
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さて、この作品、2022年12月に、室蘭で演劇として上演されたものだそうです。
だけどまた、朗読劇では違った趣きで経過の筋がくっきり浮かび上がったのではないかしら。
というのもあってでしょうか、本年2025年8月末頃、改めて室蘭で朗読劇として再演することになっております。まっつもまた中沢で参加予定。
未見の方々、夏の室蘭へ海の空気を味わいにいらっしゃいませんか。
現在(2025-06-02)予定として掲載中。近々しっかり予告入れます。