2024.2.25 「久蔵と十郎」@北広島市
北広島市芸術文化ホール開館25周年記念事業
寒地稲作成功150周年記念連携事業
創作劇「久蔵と十郎 ~鍬を振るう侍~」
作・演出:任 泰峰
2024年2月25日(日)開場13時半/開演14時
@北広島市芸術文化ホール(主催)
|| これは、2024年2月の報告です。
|| 誤解なきようお願いいたします。m(_ _)m
これは…なんとご紹介したらいいんだろう。
市民劇ではあるんだよね、
オーディションで市民参加を募ってたのだし。
まあ「北広島市芸術文化ホール
開館25周年記念事業」ということなので、
特に「市民劇」は名乗ってないのでしたね。
しかしねー、けっこう比重あったのが
久蔵役のまっつ(松本 直人)と
十郎役のげんちゃん(温水 元)との
がっぷり四つ芝居。
こんな殺陣シーンなんかもあったりして。
そして「がっぷり四つ」と言いつつ、
これ、久蔵の回想シーンがまた多くて
そのセリフ量が半端なかった。
「市民劇」だったら、こんな配分は許されないよねえ。
舞台装置は段差があるだけの素舞台。
大道具なし、小道具もほぼすべてエア。
そんな抽象的な舞台ながら、
いろんなものが見えてきたと
すごくすごく評判良かったのだ。
ホール稽古での、素舞台状態と設営状態の比較。
こんなシーンもありました。
でもね、まっつは当日午前のリハ時でさえ
まだひっかかるセリフがけっこうあったりして
我ながらかなりハラハラしての本番入りでした。
しかもいぢわるなことに、素舞台なだけでなく
出番ではないときも、舞台脇の椅子席に待機するシステム。
いやいや、お客様から隠れることがいっときもない。
それは他の役者たちも同様だったのだけど、
本番途中で台本確認も一切できないんだもんね。
(いや、台本開いてたんだったかな?もう忘れてる)
上記は本番2週間前あたりの舞台稽古。
みんな脇ではしっかり台本見てる。
そんなわけで、セリフ多いプレッシャーは
なかなかのもんだったんだと思う、きっと。
(もはや他人事…(笑))
ところが本番、奇跡的にひとつもひっかからずに
(2-3箇所間違ったり飛んだりしたかもだけど)
最後までたどり着いたんですよね。
これは、もう自分で自分をほめちゃいましたというか
信じられないと思ってました(爆)。
もし「またできるか」って聞かれたら
「無理」と答えると思う。
奇跡というべき1ステージでした。
そうなんです。この芝居、これだけタフに
セリフ入れなきゃならなかったのに
たった1ステでお披楽喜。
ご覧いただいた皆さまの心に、いつまでも
残ってくだされば役者冥利に尽きます。
とか言いながら、実はねー、
久蔵は確かに主人公なんだろうけど
特に終盤には、久蔵より妻・トサのほうが
右端がトサ
主役っていう作りになってたようにも思えるのだ。
ああそのへんは任マジックだなあ。
(「任」=作演出の任泰峰)
この中山久蔵(Wikiデータ)という人物を演じるのは
2作品め。1つめも任さんの作・演出による
「北へ」でした。
そのときはトサさんなんて
まったく話題にも出てこなかったのに
今回のこの展開は、同じ人生ながら
まったく違うことを残したように思う。
わっ、探索してみたら「北へ」初演は
2005年だったわ。(「北へ」初演報告)
ほぼ20年も経ってのかあ、改めて感慨無量…。
さて「久蔵と十郎」。
これ座組内では「九と十」って言ってました。
(まっつが言い出したんだけどね(爆))
なんか載せられる画像あったかなあ。
振り返りながら、ほかの画像も載せていこう。
お話を最初にいただいたのは、2022年末。
途中経過はいろいろお聞きしてましたが、
自分の稽古始めは23年11月か。え、3ヶ月の期間で
作り上げたのかっ。すごいな。ああ、それは俺だけか。
オーディション組の人たちは、もっと前から動き出してたか。
ん、でもオーディション自体が10月中旬だったんだ。
そこまで遡っても、4ヶ月ちょっと。
いやいや、もっと長いこと関わってたような気がしてた。
すごいな、それも。
稽古初期の模様
まっつが稽古参加したての頃の様子。旧年中だ。
まだコロナの影響が残る頃だったのに、
しっかり予定通りの日程で
本番にたどり着いたのでした。
そして終わったあと、座組のみんながみんな、
おっきな声で「楽しかった」と言ってた現場でした。
本番前、キャスト円陣(たぶん手は全員11人分写ってる)
これがほぼ本番状態の舞台上。モニターが
場面ごとに行き来する日時なども明示するシステム。
それと同様、みんなが言ってたのが
劇場スタッフのみなさんに
何から何まで用意してもらって
演技に専念していられたことの贅沢さ。
(こんな風に、我々に手をかけさせず毎度の舞台稽古で設営してくれたり)
(サイドケータリングも常に充実していたり)
こんな恵まれた場は、めったにないもんだよねー。
ほんとうにありがとうございました。
もちろんたった1ステの舞台を目撃してくださった方々にも
大々々々感謝! ありがとうございましたっ。。
スタッフのお歴々画像もどうぞ、といっても
撮れたのは公演スタッフくらいで、
劇場スタッフの方々は、上の設営状態しか撮れずm(_ _)m。
そうそう、本番後には、
こんなステキなお土産も
いただいたのでした。
久蔵さんっ、いつか
きっとまた
お会いしましょう。
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