2019.03.24 定例ライブ39@中央区
2019.03.24
「〜「詩」を想い、
そして 思い出す日〜 39」
@詩とパンと珈琲 mon coeur
2021年6月より、釧路店舗情報
|| これは、2019年の報告です。
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これまでの冒険モンクール記録。
この回は、早春恒例の趣きとなった城理美子特集でした。
前回同特集⇨モンクール35
まずは前座から。
お二人とも男性だったのは
ちょっとレアな感じでした。
しかもお一人Tさんは「自分語り」。
もうおひとりは
「弾き語り」Sさん。
ああ、Sさんしか
写真撮って
なかったあ。
思い起こせば、本編はまっつの「読み語り」だし、
オーナーは城さんのことをあれこれ語ってくれたわけで、
なんか「男子語り」の花盛りだったんすね(笑)、この日。
さて本編。特集はオーナーからの
リクエスト構成となりましたね。
まずは詩集『夜の森』より
「その家」「子犬の詩」。
まっつが読んだあと、オーナーから
詩の背景のコメントがあって、
「その家」が実は怪しい場所ではなく
親しい人の家だったと聞いた次第。
改めてもう一度、今度はそのイメージでも読んだんでした。
それから「雪が降る」。これに加え
オーナーから連想されるという
タルコフスキーの「三月の雪」という詩も
リクエストされました。
『夜の森』からはもうひとつ。
タイトルが好きで選んだという
「暮れ残る夏のあおいあおい空」。
この詩集『夜の森』は
自費出版なので、
モンクールさんにしか
多分、今は置いて
ないんじゃないかな。
さてその後は、この詩の会が始まってからの作品。
つまりまだ詩集などには出てないわけね。
「別れの言葉」
「道、続く」
「小さな子供だったとき」。
これらについても、まさに書かれたときの状況含めて
オーナーからのコメントがありました。
「朗読会のために泣きながら書いてた」云々。
「小さな子供だったとき」に関連しては
ランボーの「のぞきみする子供たち」も取り上げました。
さらに「失くしもの」「誰かが戸を叩くから」「一緒」。
これら入院中に書かれた作品たちで
今回の特集は締めくくりました。
どっかでまっつったら、セーター脱いだのかあ。
//
休憩挟んで第2部は、いつも通りのリクエストコーナー。
早速きたのが、Yさんから。
主催展のポストカードを「文学青年で」。
「字展4」でしたね。
続いても騙り読み系。Cさん。
「和楽器フェスティバル」チラシ。
「新田ひろし風」ってリクエストだよ。
ひろしさんのしゃべりなんて
聞いたことないんけど、
「どこが新田さんなのかわかりませんが」と、
まあ読んでしまった(爆)。
あら、コメントはまさひろさんの言葉なのに
そのままひろしさん風でやってた(笑)、
それから詩のリクエスト。
Hさんから「それでは計算いたしませう(青空文庫にないので「宮澤賢治の詩の世界」の掲載ページにリンク)」。
そんでもってKさんから、なんと漢詩のリクエスト。
「解釈部分はいいので、漢詩読み下し文と翻訳を」。
3点読んだんですけど、
漢詩で聴くと高尚に聞こえるのが、
実はけっこう俗なこと言ってたりして、
ちょっとしたカルチャーショックでした。
出典は『中国名詩集』。
お次は前座もやってくれたSさんから、
「相方が作詞」したという歌詞。
そして再びYさんから今度は作品リクエストで
茨木のり子『倚りかからず』より表題作。
さらに前座Tさんからも歌詞リクエスト。
「小さなバースデーソング」(『恋愛の樹』収蔵)。
これはTさんが曲紹介までしてくれてました。
リクエストはここまで。
締めくくりは、危うく忘れそうになったけど
いつもの「琥珀色」。これも『夜の森』掲載作。
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というのも、その後は引き続き
「詩と酒と薔薇の会」を開催。
まっつは、城さんと呑むことはかなわなかったけど、
せめて偲んで「呑みましょう」の会。
何を話したか
ぜんぜん覚えてないけど、
城さんの絵も前にして
第二詩集のこととかも
話してたかも。
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「詩を想い、そして思い出す日」でいただいた投げ銭の一部は
第二詩集も目的のひとつに「城理美子基金」としていました。
ゆっくりでもいずれ日の目を見ることがありますように。
モンクールさんはいまは釧路だから、
そういう話を進める力には
最近なかなかなれていないのだけど。
その気持ち、忘れてないのよ。
少しずつでもできることあれば
力になりたいと思っていることに変わりはないのだ。
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