2019年3月 講座通算第九期@中央区
2019.03.06〜03.27
ヨミガタリストまっつ の
「読み語り講座」
2019春期(通算第九期)
水曜日全4回(3/6・13・20・27)
@あけぼのA&C 交流室
|| これは、2019年の報告です。
|| 誤解なきようお願いいたします。m(_ _)m
2019年春期もやりました。読み語り講座。
この期は「エンジョイ講座」「チャレンジ講座」
「クリニックタイム」の3種を基本実施。
(最終日は「クリニックタイム」はなく「交流会」に)
(告知)。
→チャレンジが13時20分〜15時20分
→エンジョイは15時40分〜17時40分
→クリニックは18時30分〜21時(最終開始時間)の間
という設定でした。
前期18年夏期はけっこうじっくり報告したので、
今回はあっさりめ報告でお許しを。
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【3月6日】
チャレンジ⇨エンジョイ⇨クリニック
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チャレンジは2名。
Hさんが物語詩、
Kさんは自ら翻訳した小泉八雲作品や一人称エッセイ。
まっつコメント「イメージをどこでどう残すか、
それで残るものが変わってくる。
一人称の地の文を冷静に進めると、どこか
落としてしまうところがあるのではないか。
その行動の選択に心情が現れてくることもあるはずだから」
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エンジョイは6名。
なので、輪読段階から2チーム展開。
作戦会議に入ると、叫びとか笑いとかまで
聞こえてきてた。
発表は、エッセイ対決。
お菓子いっぱいのエンジョイでした。
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そしてクリニックは、チャレンジから通してのHさん。
でも見学者がいらした。
ここでは絵本を選んでた。
まっつコメント「主格の心境の変化を、
より印象づけられるといいんじゃないか」
冒頭に載せた画像は、この日のクリニック終了段階に
まだ残っていた捧げ物(笑)。
ほかに写真撮ってないので苦肉の策。
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【3月13日】
チャレンジ⇨エンジョイ⇨クリニック
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チャレンジ2名。
Mさんは脚本の小説化作品。
まっつコメント「ト書き的な展開は、
客観描写を淡々と展開したくなりがち。
それでも緩急による寄り引きで、印象を動かせる」
Hさんは童話選択だが、
「苦手なロングセンテンス攻略法」を求めた。
まっつ「息継ぎ自体のやり方として、
支えを解除してしまう場合と、支えながらの違いがあるかも。
息継ぎすると解除した気になってしまうところを、
克服するとよいのでは」
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エンジョイは6名参加。
なので、読み当初から2チームだったはず。
対決(爆)は、あら、この回はエッセイ同士だったのね。
おもしろエッセイ対決。
なんかエンジョイのエッセイ率高くなってきてたね。
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クリニックはお初の1名、Kさん。
小説はかなり経験している方だけど、詩はあまり経験なく、
「詩の朗読の注意点を」とのこと。
まっつ「センセーションがシフトしていく感じが生まれるといい」
ちょっとまっつ的なやり方ばかりを伝えてたかも。
うまく伝えられず、一部をデモンストレーション読みした。
いつもの人は見学参加。
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【3月20日】
チャレンジ⇨エンジョイ⇨クリニック
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チャレンジは1名参加の1名見学。
あらら、今回もクリニックみたい(笑)と思ったら、
両名参加になった。
いつものHさん。前回から引き続きの童話。
「しっとり系のときに自分の声がうるさい」
まっつ「読むとき地声より高い声しか使わない人多い。
地声に近い、低め意識してみたらいいのかも」
見学申し込みだったMさんも
チャレンジした。時代小説。
「江戸のべらんめえ口調をのせたい」
まっつ「誰かに語りかけている方向や
距離が見えてくるといいのでは」
3セットやって、だんだんいいところに
着地していったと思う。
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エンジョイは5名だったので全員輪読から。
エッセイ的なものもやっぱり出てきたんだけど、
この日の対決(笑)は、コメディ短編小説対決でしたね。
あ、SF vs. 絵本だったか。
最後の感想戦で、それぞれが
具体的目標をもってたりしたのがわかったのも
おもしろかった。
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クリニックは1時間ずつ枠で2名。
1人目は詩人のエッセイ。
一度読んでアドバイスしたら
2度目にはかなりいろいろ聞こえてきて
さすがでした。
2人目は絵本を2点。
1点目では、「まだ読み慣れてない」作品。
絵の構成に応じたフォーカスの寄せ方についてアドバイス。
2点目は、かなり慣れた絵本ということで、
「慣れっこになっていないか」てな点をチェック。
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【3月27日】
チャレンジ⇨エンジョイ
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この日のチャレンジはなんと4名。
2人ずつのチェック&アドバイスで進行。
まずは連続トライ中の童話のひとりと
もうおひとりは小説。
だいぶ見えてきた童話には
まっつ「登場キャラとの距離感をある程度一貫したい」
新規スタート小説には
まっつ「区切りが多すぎると切れてしまうところが出やすい。
語の一部の無音化も
今回の場合、そのせいで起きやすくなっているかも」。
休憩挟んで残る2人。
こちらは童話と絵本の組み合わせ。
地の文とセリフへの意識が違いすぎた童話には
まっつ「地の文も『地の文さん』のセリフと思ってみたらよいかも」
絵本には
まっつ「絵が語っている場合、
そこにフォーカスあたる時間もあげたい」。
4人で、わずかな時間しか残ってなかったけど、
2ターンめもやっていたわ、補足的だったけど。
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この期最終プログラムとなったエンジョイは、
前回同様5人だったので、全員輪読から。
詩と小説とエッセイ系あれこれが登場。
対決(?)は、エッセイvs.詩
「お芝居みたいなエッセイ読み」と
直前練習の後、相互に好影響があったみたいな「詩読み」。
珍しく写真撮ってた。
対決前の
作戦会議中。
手前が詩チーム、
奥がエッセイチーム。
それぞれなかなか味わいある最終日でした。
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でもってその後は、すぐに準備して交流会。
いやそれが、宴会盛り付けの写真しか残ってないのだ。
あわわ、SNSにもメモ的なコメントひとつ残ってないや。
どんな話で盛り上がったのか、
なんか読む流れになったのか、
メモひとつ残ってないって…なんかさみしいっすね。
やっぱ記録は大事です((涙;
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まだ次の講座予定は立っていません。
今年(2022年)の夏も第七波で断念したのでした。
なかなかかつての日常は帰ってこなくて、
ああ、かつての日常でしかできないことだったのかと思うと、
それもやるせないのだけど、
いろいろと工夫してる人たちもいらっしゃるようなので
どっかで踏ん切りつけないといけないよなあと
思ったりもしている今日この頃。
ああ、このときのまったくコロナなんて
予想だにしてなかったときの、あの交流会での会話とか、
改めて聞いてみたかったなあ。残念。
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