2008.05.17「呼吸するブンガク」
2008.05.17「呼吸するブンガク」Vol.1@小樽文学館
|| これは昨年2008年の今頃についての報告です。
|| 誤解なきようお願いいたします。m(_ _)m
ああっ。なんとか1年遅れをちょとだけ解消っっ!
「呼吸するブンガク」。
小樽文学館という、
趣き深い場でライブができることになったのは
多分、前年の12月くらい。
3月中にリハも
行って、
(左はリハ時の現地)
この日いよいよ本番でした。
ヨミガタリを楽しむ会の大変な尽力で
まったくつながりなんてなかった小樽で
少しは札幌からのお客様もいたけど
20名近くのお客さまにお越しいただきましたよ。
小樽文学館の一角、「夢喫茶」。
しつらえだけでも、
なんかロマンな
風情なんだけど
とっても素敵に
音が響き返ってくる場でした。
リハをやったときにもそれを感じて
そんなこんなで「呼吸するブンガク」なんて
イベントタイトルも編み出したのでした。
お堅いだけの文学の館、ではなくて
天井も壁も床も読み手の呼吸に
反応してくれる場なんだもん。
そんな中でやらせていただいたのは
夏目漱石「夢十夜」[青空文庫ページ]より「第一夜」「第二夜」「第四夜」「第十夜」。
フルートのオリジナルメロディが
各夜の前後に、味わい深く絡む。
そして谷川 俊太郎さん「みみをすます(福音館書店)」[Amazonページ]
より「じゅうにつき」。
ピアノ演奏のドビュッシー「夢」リフレインの中で。
気持ち良かったす。
最後、覚 和歌子さん「ゼロになるからだ(徳間書店)」[Amazonページ]
より「鬼の素」。
ブータン国歌こそ具音化しなかったけど、
ピアノから発せられる幻想交響曲も、第九も
白石区民のときとはまた違う風情で
声に染みてきてました。
けど、
けれども、です。。。
なんだか舞台側の空気が動いているだけで
お客様と一緒にできあがっていく何か、は、
その手応えは、どうにもうまくつかめなかった感あり。
これがアウェーってことか。
なんて思っておりまして、
vol.2 はいまんとこ未定です。
それでも自分としては
この日のコンテンツ全体が、
かなーり、お気に入りなのであります。
この構成でまたやれる場所があったらいいなあと思うくらいに。
(谷川さんと覚さんの作品は、
読む許諾はいただいているのですが、
宣伝告知には使わないという自主規制を前提としているので、
なかなか実現は難しいのでありますけどね)
あーでもそれとは逆に、
文学館だからこそ、夢喫茶だからこそ
「夢十夜」の全編完読もありかなとか
おもったりしちゃたりして。
なお、それとはぜんぜん関係なく、
この日、ついに
老眼対応眼鏡入手を決意したのでありましたよ。
うん、たしか、まじ。
Comments
「夢喫茶」、素敵なところですよね~☆
また行けるといいですねっ
Posted by: rupi | Tuesday, May 19, 2009 16:01