9/30紅茶夜会8
あららら。
同じ日の夜のイベントだったのに
前の書込みからだいぶ時間が経ってしまった。
「夜と紅茶とヨミガタリ〜第8夜〜」が正式なイベント名。
タイトルは省略名称で、勝手においらがつけたけど
主催者さまにも認知されたので使用。
この日は梶井基次郎に手をのばす。
「檸檬」だけでは短いということで
もう一編には「路上」をセレクト。
で、この日の客席は、全員が最前列。
そのせいなのか、もう1編あるのが分かってるせいか、
それともあんまりしっくり届かなかったのか、
「檸檬」が終わったときには拍手が出ず。
「路上」もそうだったけど、なんか梶井は
場所的にしっくりこなかったのかも。
その後はお茶会となったけど、
あんまり作品についてのお話はそれほどはずまず。
移動したときの風景について、ちょっと語られたくらいだったかねえ。
ひとここちついてリクエストコーナー。
そのひとつはお客さま個人の日記風詩。
「まる日詩より6編」リクエスター/はるさん
リクエスターはご本人でなく、ネットで読んでて気に入ったという主催者。
許諾も得て、ご本人もいらっしゃるところで読む。
ちょっといつもと違う緊張感。
発表前提で書かれた作品とはちゅっと違うだろうから。
でも、読んだ後、御本人は「客観的に聴けた」
というようなことをおっしゃってたんで、
いらぬ緊張だったかも。
さらに「うずらちゃんのかくれんぼ」(リクエスター:そうくん)。
これは隠し絵的な作りだったので、そうくん中心に
絵解きも愉しみながら、読ませていただいた。
最後に今回も五行歌。
岩崎航(わたる)さん作「青の航」
(リクエスター:詩乃さん)から「虹」の章・20編。
詩乃さんのお仲間で、自費出版だそうだ。
ご本人サイト
http://lotus2000.air-nifty.com/skynote/
動きの少ない分、なんだか全身がアンテナになっていく感じだった。
かなりエネルギーが必要だった。内的な。
でも、初見で読むんでよかったのかしら。
なぜか手に汗をかいていた。
Comments
第8夜もありがとうございました。
>「路上」もそうだったけど、なんか梶井は
場所的にしっくりこなかったのかも。
拍手がすぐになかったり、お茶会で作品の話があまり出なかったのは、そういうことでなく、2つの作品の性格ゆえだったと思います。
主人公に対して「好き」とか「嫌い」とか言えるような、また、その行動に対しても、とっさに「理解できる!」「共感する!」はたまた「理解不能…」「嫌悪する…」とか言えるような内容の小説ではなく…この後、各々がゆっくりと自分の中で梶井基次郎との接点を見つけていく…そんな作品だったのだと思います。
丸善で積み上げられた書籍の上のひとつの檸檬…
十分にあの素敵な夜の紅茶屋に似合っていました。
お客様もみなそう思っていたと思います。
Posted by: 「まっつの会」事務局 はる | Sunday, October 15, 2006 22:49
拙著(^^;、読んで頂きありがとうございます。
改めて、何となく恥ずかしくもあり、感じるものもあり。
書いた自分と、あの場に居た自分は、別人の様な感覚でした。
「檸檬」「路上」は、後からじわじわ思い出す様な、
そんな作品だったのかな、と思います。
後から自分で読んでみて、新たに感じるものがあるかもしれません。
Posted by: まる | Monday, October 16, 2006 23:10